人生の縁側の陽だまりで出会った素晴らしき人や関わった猫。絵画作家 香本博の 日常と制作の狭間での心の樹海


by art-komoto
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72 home sweet home 1 生家

生家

ある方から

生まれ育った家が
今日、取り壊されると聞いた。

道路拡張、トンネル建設のために
やむおえない選択だった。

壁や材木の一片ひとつが
空気を作り
思い出を作っていただろう。

私は,
岡山県津山市に産まれたが、
貧しかったせいか、おばちゃんの家に住んでいた。

上京し
幼稚園と小学校は東京の墨田区で過ごした。
アパートに住み、また別のアパートに越した。

小平市に、小学校4年から住んだが
社務所・・つまりお寺の行事に使う家屋だった。
プライベートがあって無いような
中学生にとっては、自分の感情が試される場所だった。

高校(高専)になって、同じ小平市の
上水本町へ、ようやくマイホームに引っ越した。

私は、高校2年まで思いつめて
絵がやりたいと退学・・家出もしたが
持病で苦しんで・・いろいろあって
この家に一時帰った。

その間、高円寺都立家政などに住んだ。

再び親元から離れたが、比較的近所の
アパートに住んだ。

そして10数年前に、秩父に引っ越し
中古の一軒家を買い、暮らしている。

だから、おばちゃんの家は
よく覚えているが

家族と共の生家の印象が
正直ピンと来ないのだ。

だから、ずっと長い間
心の染みが付いた家は
ずっとずっと深い感慨があるだろうなあと思う。
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by art-komoto | 2010-10-20 12:19 | History自分史のかけら | Comments(0)