人生の縁側の陽だまりで出会った素晴らしき人や関わった猫。絵画作家 香本博の 日常と制作の狭間での心の樹海


by art-komoto
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73 好きってどういうことだろう。

好きこそ
ものの上手なり

好きだから出来る

そんなことばがある。

私も
絵が好きだ。
絵を描くのが好きだ。

でも多くの場合
好きだと言ってばかりいる人は
続かない。

私が、好きだけで絵を描いていたのは
少年時代で

それからは

絵を描くということは
自分が生きていく
困難と共にある
代名詞だった。

油絵や細部が描かれた絵を好む人からは
簡単に描いた
軽い印象にしか受け取れないかもしれないが

小さな絵でも
画布に産みだすのは
何度も練り直す
身を削る思いの制作だ。

どんな非難があっても
自分の内奥を吐露しているのだから
仕方が無い。
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ずっと自分が個展を開催出来ているのも
ずっと自分が絵を毎日毎時間
絵を描き続けているからだし
観て下さった方が応援してくださったからだ。

個展を多く開催するのは
機会をいただくからだが
一番の理由は

個展を開いて
会場の空気で
自分だけが見ることの出来る

自分の絵と対話できること

これは個展でなければ体験できないし

個展という困難を乗り越えなくては
作品も作家も成長しないと信じる。


合同展示では決して得られない
逃げ場の無い緊迫感こそが

イベントではない空気こそが
作家を育てる。

気分が乗ったときに
モチベーションが上がったときにだけ
制作する人は

作家としての山には登れない。

たまに行楽で途中まで行って
整備された綺麗な景観で
食事を楽しむだけだ。

絵を描く
描き続けることは

けっして綺麗なことではない

道の無いところに
道を作って歩むのは
けっして楽しいことでも
たまにやる作業などで出来るはずもない。

まあ、これは他への批判ではないし
ひとはひとだ。

毎日のように
私は問い続ける

私にとって
絵とは何なのか

なぜ自分は絵を描くのか

なぜ・・・

ほとんど動かさないクルマは
なかなか温まらない

種火を日々消していない鍋の湯は
すぐに沸騰出来る

本当に好きかは
続くかどうかだ。

それが本当に必要なものなら
辞めたりしないし
気分に任せたりのものでは
ありえない。
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Commented by アンリ at 2010-11-20 13:32 x
母を見ても、すごいな!といつも感じます。何十年も人の身体を感じとり、治療している。「この仕事が好き!」っていつも言ってますよ。

自分はどうだろうと考えると不安になる。やり続けるって、ハンパじゃないと思うから。


でも、今やっと見つけた!30歳からの遅いスタートだけど…
Commented by art-komoto at 2011-08-04 07:25
遅いスタートといえば、私も悩みぬいての今があると思っています。アンリさん、ありがとうございます。
by art-komoto | 2010-11-20 10:21 | Heart 画家の嘔吐 | Comments(2)