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03  秩父の老舗天ぷら屋 喜多八 勝之さんに捧ぐ

秩父の番場町にある老舗
天ぷら屋 喜多八

そこを知人の紹介でを知ったのは6年近く前だ。
大豆油や胡麻油を使わないから胃にもたれない
野菜などもからっと揚げる
近頃は多くの天ぷら屋さんが、ボリューム重視で
海老はブラックタイガー・烏賊(イカ)はモンゴイカを使うのに
ここは味を重視・色を重視しているから使わない
特にイカはするめイカの甘みを感じる。
ごはんも美味しい。

紹介されて来店した人は
千葉や東京からも
必ずリピーターとなる。
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でも私がこの店を書くのは、単に味のことではない。

秩父は夜7時前になると
ガラガラとシャッターを下ろす音がする。
見知らぬ地での”異邦人”だった私は
当時住んだアパートで黙々と絵画制作して時折行き詰る。
喜多八さんが電話をくれたりする。
でももう10時近く・・喜多八も閉店の時刻だ。
遠慮する私に 『いいよ、来なよ、何かあるから。』と
快く"旅人"を迎え入れてくれたのだった。

香本さんの絵は印象が強いなあ
いい色を出しているよ
などと評してくださった。

病院でこの1年ほどずっと闘病生活をして
9/12に旅立ったが、以前から奥さんが店を守り
時々娘さんが手伝いに来る。
二人とも美人で店を明るくしていて
居心地がすこぶる良い。

旅人も異邦人も
この地に居を定めた人も
この地で生まれた人も
喜多八は
マスター亡き後も
引き続き『心の休み処』となっている。
私はそう信じている。

もっと私の絵を観て評してほしかった
勝之さん、本当にありがとうございました。

旅人は住人となりました。

喜多八(きたはち)
秩父市番場町13-10
西武秩父駅から秩父神社へ歩く途中にあり(約12分)
定休日 月曜日
電話 0494-22-0375
蕎麦は繊細なもの 要予約(当日不可)
by art-komoto | 2006-10-10 11:52 | People 人との出会いは宝

人生の縁側の陽だまりで出会った素晴らしき人や関わった猫。絵画作家 香本博の 日常と制作の狭間での心の樹海


by art-komoto
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